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大アルカナのタロットカードについて、1枚1枚、その歴史を振り返っていきます。今回は、「節制」のカードについての第2回。絵柄が辿ってきた変遷を知ることで、カードから感じ取る意味も少し変わるはず。

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節制のカード~パーソナリティの進化~2

A card-by-card look at the Major Arcana: Temperance

節制のカード2|無料のタロット占い・タロットカードのサイト|Tarot.com Japan

(Vol.1はこちら>>)

17世紀初めの製作者不明のパリジャン・タロットにおける「節制」のカードは、女性から見て右側の部分のが色々とごちゃごちゃしていますが、その点を除けば、取り立てて言う事のない平凡なものです。また、上側のつぼから注ぎ出された後、その流れがどうなるのか読み取りにくい絵柄でもあります。果たして彼女の足下にあるもう1つのつぼに入るのでしょうか? 彩色が不鮮明で下部がはっきりしません。恐らく彼女は崖のそばに立っている、あるいは、水辺にいるようにも見えます。ミッテリ・タロット(1664年)では、女性はこちらに背を向けて描かれていますが、やはり私たちの期待するとおり、右手に持ったつぼから左手のつぼへと何かを注いでいるのです。

 

 ヴィーブル・タロットは、ノブレ・タロットとともに、タロットの歴史におけるターニングポイントとなりました。そして「節制」のアルカナについても興味深いバリエーションを見せてくれています。ここでは彼女は鳥の飾りのついた杖(もしくはアイリスの装飾が施された杖)を左手に持ち、右手に持ったつぼから足下に置かれた容器へと、何かを注ぎ込んでいます。そして彼女の脇には「Fama Sol」と記された旗がたなびいています。明らかに練金術とのつながりを示しているものです。このデザインは後々のタロットカードのデザインにも見られます。しかし、マルセイユ版タロットが描いた、女性がそれぞれの手に持ったつぼの間で液体を注いでいる絵柄こそが不滅の形と言えるでしょう。

 

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