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鏡リュウジさんが、タロットのより深い魅力を紹介するスペシャルエッセイの第1回。タロットはもともと、どんなものだったのでしょう? あなたとタロットの繋がりを彩ってくれる、タロットの本当の面白さに触れられるはず。

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鏡リュウジ 「ようこそ、タロットの世界へ」 Vol.1

Ryuji Kagami
鏡リュウジ 「ようこそ、タロットの世界へ」 Vol.1|無料のタロット占い・タロットカードのサイト|Tarot.com Japan

心理占星術研究家として知られ、幅広いメディアで活躍する鏡リュウジさん。タロットに関する書籍も多数出版している鏡さんが、タロットの持つ、より深い魅力を紹介! 3回にわたってお届けします。きっとますますタロットが面白くなるはず。

第1回の今回は、タロットのはじまりに関するお話から…

 

タロット…この神秘的な言葉を聞いてみなさんは何を連想されますか?

崖の上を進んでいくフールのイメージ? テレビのなかに登場したオカルト的な魔術道具? あるいは、恋人や太陽といった、いかにも神秘的な図像?

でも、まず、何よりもタロットといって最初に思い浮かぶのは、「占い」ということでしょう。

今では書店には、カードを付録にした入門書が何冊も並んでいますし(ぼくも何冊か出させていただいています!)、自分でも試したことがあるという方も多いでしょう。

あるいは、誰かに占ってもらって、その不思議な啓示力に度肝を抜かれた、という経験を持っている人もおられるのではないでしょうか。

タロットといえば、そう、占いの道具というイメージが定着しています。

でも、実は、タロットはもともと占いにはほとんど使われていなかった、という事実を知れば、きっと驚かれるのではないでしょうか。

タロットの起源については諸説あって、よくわからない…という記述を日本の入門書ではみかけます。さらには古代エジプトや、ミトラ教といった古代密儀にルーツがあるという説もみます。しかし、近年、実証的な研究が進んだおかげで、このような神秘的な起源説には、ほとんど根拠がないということがわかっています。

そして、タロットの誕生は15世紀の半ば、北イタリアのルネサンス都市にあるということがはっきりしてきているのです。

もともと、4つのスートからなる(小アルカナのルーツです)カードがイスラムから流入し、イタリアで切り札(いまでいう大アルカナ)が加わって、タロットに進化していきました。今のトランプは、切り札のないカードがそのまま進化していったものです。

そして、タロットはもっぱらゲームに使われていたのです。

タロットにオカルト色が付け加えられ、占いに用いられるようになるのは、実に18世紀末における、タロットの大転換がポイントになっているのです。

次回は、その転回についてお話しすることにしましょう。

 

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鏡リュウジ

Ryuji Kagami

心理占星術研究家・翻訳家。雑誌、テレビ、ラジオなど幅広いメデイアで活躍中。英国占星術協会、英国職業占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。平安女学院大学客員教授。京都文教大学客員教授。

著書訳書
「ソウルフルタロット」(説話社): 鏡リュウジ(著)、安松良隆(絵)
「タロット こころの図像学」(河出書房新社): 鏡リュウジ(著)
「神聖ルーン・タロット占術 改訂版」(学研マーケティング): 鏡リュウジ(著)
「はじめてのタロット」(ホーム社): 鏡リュウジ(著)、 荒井 良二(絵)
「タロット魔法 未来からの伝言」(集英社)
「タロッカ TaRocca」(美術出版社): 鏡リュウジ、柿木原政広、トゥルーリ・オカモチェク(著)
「タロットワークブック あなたの運命を変える12の方法」 (朝日新聞出版): 現代タロット研究会(著), メアリー・K・グリーア(著), 鏡リュウジ(監修, 翻訳)
「ユング・タロット」(説話社): マギー・ハイド(著), 鏡リュウジ(著), ナカニシカオリ(イラスト)
など多数

公式サイト http://ryuji.tv/

 

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