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鏡リュウジさんが、タロットのより深い魅力を紹介するスペシャルエッセイの第2回。タロットはもともと、どんなものだったのでしょう? あなたとタロットの繋がりを彩ってくれる、タロットの本当の面白さに触れられるはず。

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鏡リュウジ 「ようこそ、タロットの世界へ」 Vol.2

Ryuji Kagami
鏡リュウジ 「ようこそ、タロットの世界へ」 Vol.2|無料のタロット占い・タロットカードのサイト|Tarot.com Japan

心理占星術研究家として知られ、幅広いメディアで活躍する鏡リュウジさん。タロットに関する書籍も多数出版している鏡さんが、タロットの持つ、より深い魅力を紹介!

第2回は、前回に続いてタロットの辿ってきた歴史を…

(<<Vol.1はこちら)

 

タロットはもともとは、イタリアの貴族たちの間で行われていたゲームでした。

ほとんどの現在の実証的な研究家は、そのなかには過剰なオカルト的な意味はなかったと考えています。とはいえ、実はルネサンス時代というのは、ぼくたちが考えている以上に「オカルト的」な時代でした。占星術のシンボリズムは知識人にとっての基礎教養でしたし、また魔術的なヘルメス思想なども当時の知識の重要な一面を占めていましたから、タロットのなかに、今の視点から見て「オカルト的」なものを見てとることも容易です。しかし、当時はそうしたものがごく当たり前の知識だったのです。

そんなタロットが、占いに使われるようになるような、「オカルト化」が起こるのは1781年、パリでのことでした。

革命前夜のこの時代、クール・ド・ジェブランという百科全書派の学者が、タロットは古代エジプト起源であるという説を打ち出したのです。

今ではこの説は、間違いであるということがわかってはいますが、しかし、当時は一大エジプトブーム。瞬く間に多くの人々の心をとらえ、そののちにタロットを古代エジプトの英知を収めた魔術的なツールであるという解釈が一般化していきました。

ジェブランのすぐ後には、エテイヤ(エッテイラ)という、初のタロット占い師が登場。19世紀には、近代魔術の父と呼ばれるエリファス・レヴィがさらにカバラとタロットとの照応関係を提唱し、19世紀末、パリの「薔薇十字団」を名乗るグループと、ロンドンの「黄金の夜明け団」において、近代的なタロットの教義がそれぞれに影響を与えながら確立されていきます。

そして20世紀、1960年代後半以降、現在のようなわかりやすいタロットの入門書が出されるようになり、広くタロットの占いは普及していくことになります。

 

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鏡リュウジ

Ryuji Kagami

心理占星術研究家・翻訳家。雑誌、テレビ、ラジオなど幅広いメデイアで活躍中。英国占星術協会、英国職業占星術協会会員。日本トランスパーソナル学会理事。平安女学院大学客員教授。京都文教大学客員教授。

著書訳書
「ソウルフルタロット」(説話社): 鏡リュウジ(著)、安松良隆(絵)
「タロット こころの図像学」(河出書房新社): 鏡リュウジ(著)
「神聖ルーン・タロット占術 改訂版」(学研マーケティング): 鏡リュウジ(著)
「はじめてのタロット」(ホーム社): 鏡リュウジ(著)、 荒井 良二(絵)
「タロット魔法 未来からの伝言」(集英社)
「タロッカ TaRocca」(美術出版社): 鏡リュウジ、柿木原政広、トゥルーリ・オカモチェク(著)
「タロットワークブック あなたの運命を変える12の方法」 (朝日新聞出版): 現代タロット研究会(著), メアリー・K・グリーア(著), 鏡リュウジ(監修, 翻訳)
「ユング・タロット」(説話社): マギー・ハイド(著), 鏡リュウジ(著), ナカニシカオリ(イラスト)
など多数

公式サイト http://ryuji.tv/

 

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